油屋物語ホテルニュー伊香保

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与謝野晶子と伊香保温泉

階段2

歌人与謝野晶子の生誕の日が12月7日。今日でした。Unknown

 

 

多くの文豪が伊香保を訪れましたが,
与謝野晶子もその1人。
そして、伊香保をうたっています。

 

 

 

 


 

「伊香保の街」  
榛名山の一角に、段また段を成して、
羅馬時代(ローマ時代)の野外劇場の如く(ごとく)、 
斜めに刻み附けられた 桟敷形(さじきがた)の伊香保の街、
屋根の上に屋根、部屋の上に部屋、
すべてが温泉宿である、そして榛(はり:ハンノキ)の若葉の光が
柔かい緑で 街全體(ぜんたい)を濡らしてゐ(い)る。 
街を縦に貫く本道は 雑多の店に縁どられて、
長い長い石の階段を作り、伊香保神社の前にまで、
Hの字を無数に積み上げて、
殊更に建築家と繪師(絵師)とを喜ばせる。


 

伊香保温泉石段街は、神社まで続く中央の石段を中心に、
石段の両側を温泉宿がさじき型に並んでいました。
伊香保温泉石段街の造りがまるで
ローマ時代の野外劇場トリエステのようであると形容しています。

伊香保温泉石段街は、昭和55年に天正以来の大改築工事が5年にかけて行なわれ、
与謝野晶子のこの歌が、石段に刻まれました。
ニュー伊香保の前身である油屋旅館は、
まさにこの石段に並ぶ小さな温泉宿でした。

 

伊香保温泉 温泉旅館 ホテルニュー伊香保